ソメイヨシノとエドヒガン、ヤマザクラ
● 植物分類学上のサクラ
サクラはバラ科サクラ属サクラ亜属に属する落葉性の樹木です。この属はサクラの他にもウメ、モモ、アンズ、スモモなども含むかなり大きい属です。
サクラと総称しているものはサクラ亜属に属するものをいいます。サクラ属は主として北半球の温帯に広く分布しており、ヒマラヤ地域が原産といわれています。

● 日本のサクラとその系統
日本に野生するサクラは9種で、日本列島に広く分布しています。それらは花や葉の形態から大きく5群に分けられています。我国ではこの他にも中国南部や台湾に野生するカンヒザクラと中国の四川省、湖北省、湖南省などに野生するシナミザクラが古くから栽培され、これらも含めてそれぞれの間で交雑が起こり、様々な美しいサクラが誕生しています。

● サトザクラについて
‘里の桜’の意味で付けられた園芸品種の総称です。オオシマザクラがもとになって、それにヤマザクラなどの他のサクラが自然交配したり、人為的に交配が行われたりしてできた品種群です。‘サトザクラ’という品種名のサクラはありません。サトザクラの中でも八重咲のものを一般的に‘八重桜’と呼んでいます。これも総称です。
これらのサクラは「さくら見本園(日本花の会 結城農場)」で見ることができます。
● 植物分類学上のサクラ
サクラはバラ科サクラ属サクラ亜属に属する落葉性の樹木です。この属はサクラの他にもウメ、モモ、アンズ、スモモなども含むかなり大きい属です。サクラと総称しているものはサクラ亜属に属するものをいいます。
サクラ属は主として北半球の温帯に広く分布しており、ヒマラヤ地域が原産といわれています。
サクラの見分け方
■ソメイヨシノとヤマザクラの見分け方


・ 普通はソメイヨシノが先に咲き、その約一週間後にヤマザクラが咲きます。 ・ ソメイヨシノは葉が出る前に花が咲き、ヤマザクラは花と葉が同時に開きます。ヤマザクラの新葉は赤紫色を帯びた褐色をしています。 ・ 樹形はソメイヨシノが傘を広げたようになり、大半のヤマザクラは盃状となります。 ・ ソメイヨシノは花柄や葉柄、がく筒、がく片に毛がありますが、ヤマザクラは無毛です。 ・ ソメイヨシノの葉は重鋸歯が多く裏面は淡い緑色になり、ヤマザクラは整った単鋸歯で裏面は白い粉をまぶしたような薄い緑色です。 |
■ソメイヨシノとオオシマザクラの見分け方


・ 花色はソメイヨシノが淡いピンク色で、オオシマザクラは白色です。花は一回りオオシマザクラが大きく、花に香りのあるものもあります。 ・ ソメイヨシノは葉が出る前に花が咲き、オオシマザクラは花と葉が同時に開きます。 ・ ソメイヨシノは花柄や葉柄、葉に毛がありますが、オオシマザクラは無毛です。特にオオシマザクラの葉は肉厚で光沢があります。 ・ ソメイヨシノのがく筒は長いつぼ型で毛に覆われていますが、オオシマザクラは無毛で長い釣鐘形です。 |
■ソメイヨシノとエドヒガンの見分け方


・ ソメイヨシノの萼筒のくびれはわずかで細長いつぼ型をしていますが、エドヒガンつぼ型になります。 ・ 花はソメイヨシノのほうがひと回り大きい。 ・ エドヒガンは細い小枝が多く枝が密生し斜上しますが、ソメイヨシノはエドヒガンよりも太い枝が横に広がります。 |
■ヤマザクラとカスミザクラの見分け方


・ ヤマザクラは4月上中旬(東京)にカスミザクラはその10日ほど遅く下旬に咲きます。 ・ また、カスミザクラは葉柄や花柄に毛がありますが、ヤマザクラにはありません。 ・ ヤマザクラの成葉の裏は白色を帯びますが、カスミザクラは白色を帯びず淡い緑色をしています。 |
■エドヒガンとコヒガンの見分け方


・ コヒガンは小型で、エドヒガンは15mを超す巨大なサクラになります。 ・ エドヒガンの萼筒は花弁のすぐ下からくびれたつぼ型をしていますが、コヒガンはくびれがやや長くなる筒状のつぼ型になります。 ・ エドヒガンの花柱下部には斜上する毛がありますが、コヒガンにはありません。 |
■ヤマザクラとオオヤマザクラの見分け方


・ 花はオオヤマザクラのほうが一回り大きく、花の紅色が濃く見えます。 ・ 開花直後のオオヤマザクラの鱗片は著しく粘りますがヤマザクラは粘りません。 ・ 葉柄との付け根を葉の基部といいますが、ヤマザクラはこの基部が丸く徐々に狭くなってきますが、オオヤマザクラではハート型になります。 |
〈 日本花の会HPより 〉



