エドヒガンとコシノヒガン

 

 (間馬秀夫さん作成)

区分
エドヒガン
コシノヒガン
名前
エドヒガン
(江戸彼岸・東彼岸・婆彼岸)
コシノヒガン
(越の彼岸)
解説
彼岸の頃に開花し、関東を中心に広く分布していることから、エドヒガンザクラと呼ばれています。北海道、沖縄県を除く、ほぼ全土に分布しています。寿命が長い桜で、全国に名木が多く残っています。
エドヒガンとキンキマメザクラの自然交雑種です。富山県南砺市蓑谷に自生地があります。各部に毛があることや萼筒がくびれているところは、エドヒガンの形質を伝えています。子房に稔性がない固体が多く、現在の自生地では、栄養繁殖で殖え広がったものではないかと言われています。
花エドヒガン.jpg花は紅色が濃いものから白色まである。特に紅の濃いものを濃彼岸と呼ぶこともある。
花コシノヒガン.jpg花はエドヒガンに似る。普通、花柄がなく散形状に咲く。
萼筒
萼筒エドヒガン.jpg萼筒は太い壷形、毛は多い。
萼筒コシノヒガン.jpg萼筒は特徴的な筒状壷型、毛は多い。
幹エドヒガン.jpg樹皮は皮目が目立たなく、縦裂する。
 
特徴
樹高:高木
芽の色:茶芽淡紅茶芽
葉縁鋸歯(裂片)の形:重鋸歯
葉縁鋸歯の先端の形:鋭形
成葉の裏側の色:淡緑色
成葉の裏面の毛の有無:多い(少し)
成葉の表面の毛の有無:多い(少し)
成葉の形:楕円形細長楕円形
葉柄の毛の有無:多い
開花期:4月下旬
開花期の展葉度:開花後
花色:淡紅色散りぎわに花芯が赤味を帯びる
蕾の色:淡紅色
花の咲き方:一重咲
花弁の枚数:5
花の大きさ:小輪(1.5-2.5cm以下)
花弁の形:楕円形長楕円形
雌ずいの数:1
雌ずいの葉化:無し
雌ずいと雄ずいの長さ:♂より長い
雌ずい(花柱)の毛:有り
花序の形:散形状
一総の花数:2 3
花柄の長さ:短い0.3cm以下
短い0.3-0.5cm
小花柄の長さ:中位2.1-2.5cm
短い1.6-2.0cm
小花柄の太さ:細い
小花柄の毛:有り
花の香り:無し
実(結実性):有り(少し)
咢筒の形:壺形
咢片の形:皮針形菱状三角形
副咢の有無:無し
病害虫に対する抵抗性:有り
 
樹高:亜高木高木
芽の色:茶芽淡黄茶芽
葉縁鋸歯(裂片)の形:重鋸歯
葉縁鋸歯の先端の形:舟形
成葉の裏側の色:淡緑色
成葉の裏面の毛の有無:少し
成葉の表面の毛の有無:少し
成葉の形:倒卵形
葉柄の毛の有無:多い
開花期:3月下旬 4月上旬
開花期の展葉度:開花後
花色:淡紅色散りぎわに花芯が赤味を帯びる
蕾の色:淡紅色
花の咲き方:一重咲
花弁の枚数:5
花の大きさ:中輪(2.6-3.5cm)
花弁の形:楕円形倒卵形
雌ずいの数:1
雌ずいの葉化:無し
雌ずいと雄ずいの長さ:♂より長い
雌ずい(花柱)の毛:有り
花序の形:散形状
一総の花数:1 2 3
花柄の長さ:短い0.3-0.5cm
短い0.3cm以下
小花柄の長さ:短い1.1-1.5cm
短い1.6-2.0cm
小花柄の太さ:細い
小花柄の毛:有り
花の香り:無し
実(結実性):無し
咢筒の形:筒状壷型
咢片の形:皮針形
副咢の有無:無し
病害虫に対する抵抗性:有りテングス病

形質記録.jpg参考:遺伝研の桜〈http://www.genetics.or.jp/Sakura/index.html